クンビアはおそらくコロンビアの最も特徴的なジャンルである。
元々は黒人奴隷たちの間の求愛ダンスで、後にヨーロッパ、現地の人々のリズムが混ざり合い、
クンビアに独特のサウンドをもたらした。
多様性があり、順応力のある、コロンビアのクンビアは、
伝統的な“ポロ”と その時代、その時の音楽を吸収して発達し、
他のラテンアメリカの国々、アルゼンチン、メキシコ、ペルーに広がり、
それぞれの国で現地の音楽と混じり、オリジナルサウンドからの変化あるサウンドが楽しめる。
“La pollera colora”は、典型的なクンビアの1つである。
1960年 クラリネット奏者で作曲家の Juan Madera によってリリースされ、
後に歌手、作曲家の Wilson Choperena が歌詞を書いた。
ポロは、クラリネットを強調し、金管楽器を加えたビッグバンドサウンドで、クンビアの変形であり、
オリジナル “ポロ”は、16世紀植民地時代をずっと遡るとされている。
Lucho Bermudez with Clareinet king / Pacho Galan with King of Merecumbe の
二人のアーティストが、当時国民的人気を得た。
ポロはクンビアと同じようにコロンビアのカリビアン沿岸を起源とすが、
その震源地は少し西で、毎年ポロフェスティバルが開催されるコルドバ州にある。
“Colombia tierra querida”は、Bermudezによって作曲され、
サッカーの試合等、国民的行事で演奏され、
コロンビアの第2の国歌とされている。
バジェナートはサンタマルタ連山のネバタ山脈とベネズエラ国境周辺を起源とする。
基本的に、ギターまたは主にマンドリンとドラムの一つ“カハ”と
スクラッチサウンドのパーカッション“グアチャラカ”で演奏される。
多分、コロンビアで1番有名なジャンルで、古いバジエナートは物語、伝説を語り、
現在のバジェナートは典型的に女性へのラブソングである。
その儀式的、娯楽的価値をさておき、バジェナートは村から村へとニュースを運んだ口承伝統から産まれたとされる。
先頃、亡くなったコロンビアのノーベル賞作家である ガブリエル ガルシア マルケスは、
かって、彼の最高傑作「百年の孤独」を、「1つの長いバジェナート」と表現した。
というのも、小説の中に広大な量の物語と伝説が織り込まれて一緒になっているからである。
“El testamento”は 伝説の R a f a e l E s c a l o n aによって作曲された。
バンブーコ/パシジョ/バレス これら3つの重要のリズムは,
おもにギター、またはマンドリンとちょっと小さな12弦でギターのような、ティプレと呼ばれる楽器で演奏される。
ティプレはコロンビアの公式国民的楽器ではあるが、近頃見かけることはだんだん少なくなっている。
この3種ジャンルはコロンビアのアンデス高原地域の伝統的な住民を反映し、
この地域の土着の人々のルートと結びついたスペインの強い影響がある。
コロンビアの有名なデュエットは
Silva y Villalba, Garzon yo Collazos, Los Tolimenses と El dueto de Antaño.
有名な作曲家は Jorge Villamil, Cantalicio Rojas.
バンブーコは特にティプレでは難しく、速い8分の6で演奏され、パシジョとバルスは4分の3で主にワルツである。
これらのジャンルは(数十年少々前まで遡り)中央ウイラ、トリマ、クンデナマルカ、ボヤカそしてサンタンデール州で人気がある。
“Soy Colombiano”はバンブーコで、Silva y Villalbaによって演奏される。
Soy Colombiano = I am Colombian は、生地、地元を誇る男の物語で、愛国的な行事で演奏される。
カランガはアンデス高原地域での新しいジャンルである。
1980年代に、ボヤカの獣医であるJorge Veloso とCarrangueros de Raquiraのグループで人気を得た。
カランガはティプレ、ギター、グァチャラカ、時にハーモニカ、小型のティプレ(レキントティプレ)で演奏され、
現在でもボヤカとその周辺地域での人気は高く、そのジャンルは常に高く認識されている。
“la Cucharita” はコロンビアでよく知られた曲である。
その曲の中で、Jorge Velosa はボゴタに滞在中彼の書類、IDを盗まれ,
代わりとして小さなボヤカの町でお土産用の小さなスプーンを貰った経験を語っている。
ジャノ(平原)は、コロンビアとベネズエラの国境にまたがる広大な草原のことで、
ホロポと呼ばれるジャンルの故郷である。
ホロポはハープ、マラカス、ギター、クアトロ、ときにティプレによって演奏されるのを特徴とする。
カランガによくにて、ホロポは人々が避けれない毎日の暮らしのこと、またその社会を物語る。
大多数のジャノス(平原に暮らす人々)が牧場関係者であることから、
多くのホロポの歌は馬に捧げられている。
特に、歌手 Orlando “cholo” Valderrama はこの土地でくらしてることに誇りを持っている。
この曲、“Llanero si soy llanero” は
”ジャネロ“であることの誇りとその暮らしがどれだけ素晴らしいものか歌ったものである。
強いアフリカ起源のコロンビアの音楽ジャンルは、クルーラオである。
金を採掘するためにコロンビアの大西洋岸に連れてこられ、隔離された奴隷たちが生み出した。
スペイン人たちが去り、アフリカの人たちは残り、
今日この国で最もアフローコロンビア人たちが、集中しているのは大西洋岸地域である。
近年、クルーラオは他のジャンルと結びついた。
いちばん有名なのがChocquibtown で伝統的な拠点から外に世界中でその人気を集めている。
Comadre Mayeya by Crupo Socavon は伝統的クルーラオサウンドの典型である。
レゲー、アフリカン、カリビアンそれからコロンビアのリズムの興味深いブレンドがもたらした、
チャンペータは植民地であった港町カルタヘナで始まった。
いろいろな種類の音楽が混ざることで、チャンペータはその多様性でユニークである。
近年、チャンペータはそのオリジナルサウンドから、よりレゲトンのリズムに似て来た。
“La suegra voladora” は 故 El Sayayin のもっとも象徴的な曲である。
オリジナルを超えた:コロンビア サルサ
ニューヨークを起源とし、キューバとプエルトリコの音楽の影響から産まれた、
サルサはラテンアメリカ音楽のそのものである。
多くの国が地域性を越えサルサを受け入れたが、おそらくコロンビア以上に生き生きと演奏されている国はない。
たとえば、よく知られた、Fruko y sus Teso,
Joe Arroyo,Grupo Niche,The lantin Brothers, Joe Madrid etc.
そして近年、La-33, サルサはコロンビアでますます人気ある。
コロンビアには重厚なベースライン、強力なピアノ、パーカッション、ラッパを擁する Salsa bravaと、
より歌い手の声を重要とし、甘いロマンチックSalsa の二つの世界のサルサがある。
コロンビアの最も有名なサルサのミュージシャンは故Joe Arroyoで、
今でも、彼のユニークな声と、ヒット曲の数々が記録されている。
南西の都市、カリは、Grupo Niche,Piper Pimienta そしてWilson Manyoma が生まれ、
世界のサルサの首都の名前を得ている。
次の曲”El Preso” by Fruko y sus Tesos は、囚人たちの孤独に捧げられ、
コロンビアのいずれのサルサバーでも演奏される。
多分厳格な意味でオリジナルを超えてはいないだろうが、
コロンビアに素晴らしいRockが無いというのは、あまりにも単純であろう。
有名なバンド、Los Aterciopelados, Superlitio,La severa matecer、
そして Ekhymosis ( ファニスはここから有名に成った)、は、コロンビアのどこでも人気がある。
この曲、Bolero Falaz は ボゴタのバンドAtercipeladosのものである。
リードシンガー Andrea Echeverri は コロンビアの活動的な人権擁護家である。
☞ Jazz
コロンビアのバンドMonsieur Perine は、
“Suin a la colombian”または “Colombian Swing”と彼らが呼ぶスイングジャズを生み出した。
Suin romanticon は早めの曲で、すばらしいパーカッション、アコースティクギターソロ、
それにリードシンガー Catalina Garcia の才能が作り出した。
Monsieur Perineはコロンビアの最も有名なバンドの1つである。
☞ POP
シャキーラを語ること無くコロンビアの色んなタイプの音楽のことを語ることなど出来ないだろう。
彼女が現在の金髪になり、英語を操る国際的ポップスターになる以前、
シャキーラが作曲し演奏した、素晴らしく硬質な、
Estoy aqui, は彼女の最も有名な曲の1つである。
☞ Vallenato/Rock
カルロス・ビベス
は、もう一人の最も有名な音楽輸出家である。
彼はロックをバジェナートとくっつけ、多くの、すべてでないかもしれないが、
コロンビアの人々に愛されるユーニークな、アップビートな音楽スタイルを作り出した。
Pa’Mayte は どこのサッカーの試合にでも似合うし、
ついでにコロンビアの90年代のサッカースター Carlos “El Pibe” Valderrama は、
カルロス・ビベスの故郷 Santa Marta の出身である。
もう一度 1:Cumbia
ぐぶつ